探究・進路プログラム

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進路について

これからの社会で必要な力とは?

これからの社会では教えられたことを覚えるだけではなく、自ら学ぶ力と姿勢が必要とされます。IT 化が進み知識を比較的簡単に手に入れられる社会においては、知識を持っているだけでなく、それらを協働作業のなかで有効に活用できる力が求められます。
グローバル化がますます進んでいく社会では、さまざまなバックグラウンド(言語、文化、習慣、宗教、価値観等)を持つ人たちと共に議論し、課題を見つけ、取り組んでいくことになり、そこでは何よりも自ら考える力、さらにそれを表現し、他者にわかりやすく伝える力が重要となります。

目標

本校の探究・進路プログラムの目標は、以下の通りです。

  • 各学年でまとまった課題に取り組み、論文(長文のレポート)を作成することで、「自分で考える力」、「自分で書く力」を育む。これが「自分で学ぶ力」の基盤となる。
  • 各学年での発表を相互評価することで、「人に伝わるように話す力」と「きちんと聞く力」を育む。
  • 個人研究だけでなく、グループでの研究も行う。グループ活動を通じて、コミュニケーション能力、自主性、リーダーシップ、協調性を育む。
  • 話し合い(グループ内、クラス内など)を通じて、協力してレベルの高い理解に到達する経験を積み、自分の意見をよりよい意見に修正していく力、集団で学ぶ力を育む。
  • 発表を聞くことで、興味関心を持つ生徒同士の学びのコミュニティが作りやすくなると同時に、多様な視点・興味関心の存在を実感する。相互に尊重しつつ自己の独自性を追求する姿勢を育む。
  • 学年横断での発表の機会を通じて、下級生は身近な到達目標を持ち、上級生は、やり甲斐をもって伝える工夫をすることで、学園全体で学びあう空気を醸成する。
進路プログラムの流れ
研究論文

中学1年からの進路プログラムの集大成として、生徒各自が研究対象を探し、問いを考え、オリジナルの研究論文を執筆します。論文執筆までの流れは、まず高校1年の前期に大まかなテーマ設定をし、研究計画を立てます。そして、高校1年の学年末に設定したテーマに関して詳しく調査し、研究テーマを絞っていきます。最終的に高校2年の夏期休暇中に研究論文を書き上げますが、10月には全員が学年HRで論文のプレゼンテーションを行い、その中でも優秀なものは11月に全校生徒に向けて発表する機会が与えられます。高校1年のテーマ設定から高校2年の論文執筆まで、生徒一人ひとりに担当教員がついて指導を行うことも特徴です。